ウヰーンメロフォン四重奏団結成趣旨


メロフォンについて

「メロフォン」・・・20代以上のアマチュアホルン吹きに対してこの言葉をつぶやくと,ほとんどの人が多少の嘲りをもって微笑んでくれます。しかも人によっては口唇のはしが少しだけ引きつっていることもあります。この言葉に対しての反応はいったいなんなんでしょうか?
当団で扱う「メロフォン」は,現在もヤマハ等で販売されている「マーチングメロフォン」ではなく,現在の20代以上のホルン吹き達が小中学生だったころに音楽室にあり,吹奏楽部や金管バンド(クラブ)で使われていたホルン形の楽器です。(当団ではラッパ形のメロフォンと区別するためにMelohornと表記することにしました)
ちなみにものの歴史書によると,アコーディオン系の「メロフォン」という楽器も存在していたようです。(1830年代にフランスで考案されたとか。どうやらピアソラで一気にメジャーになったバンドネオンに近い楽器らしい)
いつから作られ始めたかもわからず,製造中止になってからしばらく経ち,所有していた自治体(教育機関)が後にフレンチホルンやアルトホルンを購入したあとはほとんど見向きもされぬまま姿を消したという稀有な歴史を持つ楽器,メロフォン。こんなどうでもいい大切な種をこのまま絶滅させてしまってよいのでしょうか?
筆者は,あるフリーマーケットで古道具商の店先に皮製の鞄や蓄音機などの傍らで佇んでいた楽器(現:メロフォン1号)を見た瞬間にこの四重奏団の結成を決意しました。

提供コンテンツについて

当団ではメロフォンの保存,演奏だけではなく,メロフォンの歴史やメカニズム,現存しているメロフォンの情報,皆さんのメロフォンに対する思い出なども掲載し,アーカイヴしてゆく予定です。
コンテンツを充実させてゆくためには,皆さんの協力が不可欠です。もしこの趣旨に賛同いただけるようであれば,是非ともアンケートにお答えください。また,情報や思い出などをメール掲示板までお寄せいただけると嬉しいです。コンテンツ作成の参考とさせていただくと共に,当団サポーターズクラブのメンバー(特典は特にないですけど)として登録させていただきます。

そうして皆で情報を共有してゆくことが倉庫で朽ち果てていった楽器達のなによりの供養になるのではないでしょうか。

当団の構成メンバーについて

当団(メンバー・スタッフ・サポーターズクラブ含む)は,筆者がメロフォンを衝動買いした当時に在籍していたアマチュアオーケストラのホルンパートのメンバーを中心に,その先輩・後輩・友人達を巻きこんで作られたホルン吹きのコミュニティーでもあります。
某オケのホルンパート関係者の壮大な内輪ウケ計画と言われてしまえばそれまでですが,それはそれ,メロフォンはメロフォンってことで,どうかよろしくお願いします。
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